詰将棋の解き方(駒の動きと考え方)

詰将棋は、王手を続けて玉を詰ますパズルです。攻め方は毎回王手をかけ、玉方は詰まされないように応じます。解き始めるのに必要なのは、駒の動きと、下の6つの決まりだけです。

詰将棋の決まり

  1. 攻め方(手前)の手は、すべて王手。王手でない手は指せません。
  2. 玉方は、できるだけ長く逃げるように応じます。
  3. 玉方は、盤と攻め方の持ち駒にない残りの駒を全部持っています。歩でも金でも、飛び駒の王手の間に打てます(合駒)。
  4. 持ち駒は最後に余らないように使い切ります。駒を取って増えた分も同じです。
  5. 攻め方に玉はありません。王手をかけられる心配はないので、自分の玉の守りは考えません。
  6. 二歩などの反則は、普通の将棋と同じです。

覚えておく反則

二歩は、自分の歩がある筋にもう1枚歩を打つ反則です。と金は歩に数えないので、と金のある筋には歩を打てます。

打ち歩詰めは、持ち駒の歩を打って玉を詰ます反則です。盤の歩を前に突いて詰ますのは反則になりません。歩を打った王手でも、玉に逃げ道が残っていれば指せます。

行き所のない駒は、動けなくなるマスに駒を置く反則です。歩と香は一段目、桂は一段目と二段目に打てません。そのマスへ動かすときは必ず成ります。

駒の動き

●が1マス動ける先、矢印がその向きにどこまでも進める先です。と金、成香、成桂、成銀の動きは金と同じです。敵陣(奥の3段)に入るとき、敵陣の中で動くとき、敵陣から出るときに成れます。金と玉は成りません。

考え方1: 逃げ道を数える

王手の前に、玉が動けるマスを数えます。下の図の玉の周りは、4一、6一、4二、5二、6二の5マス。先手の5三の歩が利いているのは5二だけなので、動けるマスは4つ残っています。

持ち駒は金。5二に打つと、金が4一、6一、4二、6二に利いて、逃げ道が全部なくなります。玉で取ろうとしても、5三の歩が金を支えているので取れません。

答えは▲5二金打。玉の頭に金を打つこの形は「頭金」と呼ばれ、1手詰めでいちばんよく出ます。

考え方2: 駒を捨てて守りをどかす

今のままで詰まないなら、邪魔な守りの駒を動かせないか考えます。3手詰めでは、駒を取らせて守りの駒をどかす手や、玉を呼び込む手が答えになることがあります。

持ち駒は金と銀。玉方の角が6二にいるので、2二の龍の利きは5二で止まっています。▲7一金と打つと、6三の桂が7一を支えているので玉では取れず、角で取るしかありません。角が6二からどくと龍の利きが7二まで通り、▲7二銀で詰みます。

答えは▲7一金打 △同角 ▲7二銀打。

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